農家に税務調査は来るか疑問に思う方もいるかもしれません。
	農家にもいろいろあるでしょうけれど、今回は個人事業主としての農家を対象に説明します。
	個人事業であれば青色申告を申請して、青色決算をします。
	青色決算の内容については農家はそれぞれいろいろな物を作るでしょうから、一概には言えない場合があります。
	ただ、税務調査はある程度見当をつけてやってくるでしょう。
	農家は野菜など、作って売ったとして、大した額にならないし、大量に売ったとして、一個いくらいくらとあっても、いったいその個数などそれほど問題とならないかもしれません。
	そういうところに税務調査は来にくいのかもしれません。
	しかし、農家は、土地持ちが多いので、土地を切り売りしたりしているケースが多いと思います。
	そこに税務調査のメスが入ると思います。
	土地の売却は、譲渡所得と言って、事業所得ではないのです。
	譲渡所得は土地の値段を計算するのが面倒です。
	しかし農家の場合は、先祖代々からこの土地を持っている、ということもあるし、取得価額について,500円で買いました。
	などとあっても、500円が莫大な金額だったりするのです。
	そういうこともあって譲渡所得は取得価額の計算方法を他にも用意してあるようですね。
	ともかく、こういう譲渡所得というのは計算が認められるか否かで、税額が大きく違ってきます。
	そこに目をつけられて税務調査が来る可能性があります。