売掛金と買掛金の残高と税務調査

 

売掛金とか買掛金は大抵の会社では結構な高額になっていることも多いかと思います。
この金額が本当にその金額で正しいのかどうかが問題です。
相手先も多いかもしれないし、それぞれの金額も大きいかもしれません。
そのため、1件でももれたら大変な問題です。
税務調査官が税務調査に来たら、このような売掛金とか買掛金をチェックされます。
しかしこういう売掛金や買掛金の残高はどうやってチェックされ、また証明できるか疑問に思う方もいるかもしれません。
その方法として,たとえば、相手先の仕入金額と自社の売り掛け残高を照合して正当な金額が計上されているか確認を行うことが挙げられます。
このような方法は本当に税務調査で有効なのだろうかと考える方もいるかもしれません。
しかし、会社が行う取引については、必ず相手が存在するため、相手方に残高確認を行うことで、誤った会計処理が発見されることも可能性としては十分あり得ます。
このような、税務署が取引の相手方に売掛金や買掛金の残高を確認することを、反面調査といいます。
この反面の税務調査が行われ、誤った処理が発見された場合には、追徴課税が課されるので、売掛金や買掛金の記入漏れが無いように十分に気をつけて下さい。