個人の税務調査

 

普段,税の話をしていると時折税務調査の話がでてきます。
税務調査は申告された収入に関して誤りなどがあった場合や間違いがないものなのかということを確認するもので,これは会社や法人に対して行われるものです。
税金などに詳しくない人などはこの税務調査は誰にでも行われると思っている人が結構いるようです。
税務調査は,収入のほぼすべて,所得税を源泉徴収されているようなサラリーマンなどの個人については普通は行われることはありません。
でも場合によっては税務調査を受けることがあるので覚えておくといいかもしれません。
個人で税務調査を受ける場合というのは,たとえば土地や住宅などの高額なものを購入したり売却した場合です。
高額なその商品を購入するに当たっての資金の出所というものが問題になるのです。
また個人事業主となった場合で,所得税の税務調査で収入すべてが計上されているかどうかということが問題になります。
これは職業によっても違ってくるので注意が必要です。
このようなものに関しては,とにかく売り上げや収入となるものと,事情があって消費したお金というものをいかにきちんと記録として残っているのか,また,領収書や明細などもすべて取っておくことが重要です。
会社などの税務調査と同じで,お金の流れなどをしっかりと自分で答えられるようにしておかなくてはいけません。
やはりここでも普段からしっかり準備が必要です。