データ入力の在宅仕事に税務調査は来るか

 

現在事業を行っている事業主の方で,今の事業が税務調査の対象になるのか疑問に思う方もいるかもしれません。
たとえば,データ入力の代行などで在宅仕事を行っている方の中には,現在多くの収入を得ておらず,アルバイトのような報酬しか得ていない方も多くみえるかと思います。果たしてそのような方たちにも,税務調査が行われるのか否か非常に気になるところではあります。
確かに金額的に多くなく,収入も少額なので税務調査が行われないのではないかと思うかもしれません。
しかし,このような在宅の仕事というのは,自分の采配でどうにでもなるような仕事です。
そのため,税務調査の対象になりやすいのではないか,とも考えられます。
ですので,たとえ得ている報酬が高額であろうとなかろうと,税務調査の対象になっていることを常に念頭におき,日頃の会計処理を行うべきでしょう。
具体的には,売上はちゃんと全部載せ,領収書もとっておき帳簿につけておくことは当然のこととして,売上を簿外にしないことや架空費用を計上することは絶対に避けて下さい。
もし,簿外売上や架空費用の計上があると,悪質な納税者であるとして,罰金に相当する重加算税を支払わなければならない可能性も出てきます。
以上のように,多くの不利益を被ることになってしまうので,脱税につながる行為は必ず避けるとともに,いつ税務調査が入っても良いように日頃から,誠実な会計行為を心がけて下さい。