冷凍食品工場に税務調査は来るでしょうか

 

冷凍食品の工場に税務調査が入るかどうか疑問に思う方もいるかもしれません。
今の時代は、あらゆる食品について、なんでも冷凍食品にして売っています。
なので、冷凍食品工場と言っても、あらゆる商品を扱っているため、商品数が多くて大変だと思います。
だいたい商品はお客さんのニーズに応じて変えていくものなので、そのときの流行などで次々と新商品を出していかなくてはなりません。
定番もあるでしょうけれど、大抵の工場では定番以外のものもたくさん作っていると思います。
それでそういう工場に税務調査が入るとしたら、前もってよく原価率を調べておくというところから始まると考えられます。
なぜなら、工場は、製品、半製品、仕掛品、材料と、いろいろな形の在庫が、その種類ごとにあるのです。
種類が豊富であればなおさら在庫の種類も量も山ほどあります。
ですから、それらの在庫を確認することにより、材料の消費原価を割り出したり、仕掛品の原価を割り出したり製品の原価を割り出したりしているので、最終的な売上原価はいくらなんだとなり、例年に比べてきわめて異常な数値になっていたりしたら、税務調査の対象になりやすいと言えます。
売上原価が例年より1%ずれただけでも相当の利益が違ってきます。この辺は要注意です。
税務調査に入る前の調査でだいたいチェックすべき場所がもう分かってしまっている可能性が高いです。
そういうことのないように、正しい決算を心がけるべきです。