日程変更は印象悪い?

 

税務調査の日程は、調査を受ける側の人の都合に合わせて変更することが可能です。
税務署は、電話をかけて来た際に「この日に税務調査に行きたいのですが」と言ってきますが、日程をその場で決定せずに税理士と相談したうえで申し出たり、その場で承諾してしまった場合でも変更してもらうことが出来ます。
この日程の件、気が動転してつい言われたままの日程で承諾してしまうという人もいる一方で、「提案された日程を断ったら、印象が悪くなるのではないだろうか」「一度承諾した日程を変更してほしいなどと申し出たら、なにか後ろめたいことを隠そうとしていると思われるのではないだろうか」という人もいるようです。
税務調査が突然来るとなれば、色々と心配になるのも当然です。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか。
実際には,税務調査の日程の変更によって印象が悪くなったりすることはないと考えられます。
さらに、都合が悪い理由としては(恐らく追及されることも特にないかと思いますが)、仕事の都合以外でも、たとえば友人と映画に行くからとか、家族で旅行に行くからといったプライベートなものであっても、後ろめたく感じる必要はないようです。
税務調査は対象となる人の業務の邪魔をせずにおこなうことが前提となっているので、多少の変更で税務調査官の心象に影響が出ることはないと考えられます。
ただし,何度も日程変更をするようであれば,さすがに税務職員の印象は悪くなると思われますので注意が必要です。