レストランに税務調査は入るのか

 

レストランに税務調査が入るかどうか,多くの方が疑問に思うことがあると思います。
レストランのチェーン店の現金の出入りは全部本部のコンピューターで管理されていると思います。
お店自体は多分独立した会社として確定申告していると思いますが,あまり不正を働けるようなところもないので税務調査は来ない可能性が高いです。
かといって,税務調査が来ないとは言い切れません。
こういうレストランの会社にも本部から銀行の預金口座に振り込まれてくるわけですし,その振り込まれた金額でいろいろな備品を買ったり給料を払ったりしているわけです。
その結果,税務調査の調査対象は,主に費用の計上に問題が無いかだと思います。
売上などはもうごまかしようがありませんから,調べられない可能性が高いです。
費用の中でも,修繕費が多いと思います。
レストランは店内のどこかが破損したりしたら,直すだけでなく,もっと違う材料にしたりして見栄えをよくします。
たとえば壁紙が剥がれたら破損箇所だけでなく,全体を変えてしまったりするし,材料も違う物を使ったりするでしょう。
そういうのを修繕費としていたら,結構大きな額になります。
そういうところをけっこう税務調査では調べることが多いです。
本当にそれが修繕だけなのか,それとも資産計上すべきものがあるのではないか,などということです。
そのため,修繕費にすべきか資産計上にすべきかの判断をしっかりと正確に行い,資産の過少計上等を行うなど誤った会計処理を行わないように気をつけて下さい。